クールな僕らが話をしたのは 偶然じゃありえないだから

最近またオザケン熱がグングン。熱にうなされそう。


そのきっかけは、先日表参道のCommune 2ndで行われたイベントでDJさせてもらったことかな。

イベントのオーガナイザーがサーファーということもあって、「ゆるめ」がいいという話を小耳に挟んだので、4つ打ち系はやめて、LoversRock、Reggae、Soul、Hiphopなどを中心に持っていく中で、最近個人的にはまっているいわゆる「Citypopもの」を持参しました。


音楽のジャンルも、言ってしまえばレッテル貼りなので、かなり主観が入ったくくりだと思うわけですが、まぁ、それは置いておくとして、今聞かない日はないくらい人気なSuchmosやcero、Nulbarichなどの邦楽バンドや、少し懐かしめのR&B、POPSをかけている中で、ふとオザケンの「eclectic」というアルバムに目をやり、かけることにしました。


このアルバム、なかなかの曲者。2002年リリースで、オザケンファンの中でも賛否別れるアルバムらしいです。オザケン=「ラブリー」「痛快ウキウキ通り」のようなイメージを持つ人からすれば、なんとも陰湿というか、じめじめした曲のオンパレード。そりゃ意見が割れるよね。


・・・で・す・が!!!今聞いても色あせないというか、むしろかっこいいんだよねぇ!!!

この中に、皆が知る「今夜はブギーバック」のセルフカバーがあるんですが、これがまた今聞くと熟成感たっぷりでたまらない。涎物。正直申し上げて、学生時代に手に入れたアルバムですけど、当時は私もこの良さがわかりませんでした。。。だって、暗いんだもの。


あの日は、「今夜はブギーバック/あの大きな心」からStingの「Englishman in New York」をかけることにしたんだけど、俺の40分程度の選曲の中ではこの辺が一番会場が乗ってくれたのかな。それ以来、このアルバムを毎日聞いてて。当時見落としたこのアルバムの良さがないか隈なく探しています。





今回のタイトルも、その曲の歌詞の一節から。


クールな僕らが話をしたのは 偶然じゃありえないだから


「偶然は必然」なんて言葉もあるけど、心の持ちようってすごい大事。俺は「セレンディピティ」って言葉が大好きなんですが、おれは心理学的にいうところの「説明スタイル」が楽観的なんでしょう。なるべくしてなったし、それはきっとこれからもそうだと思うわけです。




少し話は変わって、最近仕事では、自分の価値観や尺度を相手に伝え、理解をしてもらい動いてもらわなきゃいけない場面が多々あります。

自分の価値観って、自分で好き勝手やってるときは感覚的にわかっているものなので、ほぼ無意識に近い判断スピードでその尺度に沿って自分は行動していると思うのですが、いざこれを言葉にして、おそらく自分と違う価値観を持つ人に説明するというのは非常に難しいことですね。


いうまでもなく、「そりゃそうだ」って話でもあるんですが、百聞は一見にしかずじゃないけど、自分がその役目を担ったときに、痛感するんです。


俺は人の価値観を押し付けられるのは決して好きではないので、友達だろうが、同僚だろうが、自分も相手にそれはしたくないなと意識してるところはあります。だから、表面的な話で留まったり、あまり自分のことをしゃべらないって言われることも少なくないんですが。


そんな中、仕事だからと割り切ってやっている自分がいることを、ふと客観視したときに、俺変わったなぁって思うわけで。そして、この自分が変わっていくプロセスを見ると、この状況・この経験はきっと自分にとって何かいいきっかけを与えてくれていて、将来の自分にとってなくてはならないフェイズだと思えるのです。であれば、無意識的にやってきた自分の価値判断軸を、意識的に捉えてみようって思っちゃって。それがなんか楽しくなるんだよね。




こういう機会が急に増えているのは、自分が意図して招いていない以上「偶然」といえると思うんだけど、それは未来への必然だとするならば、俺はここから何を学べばいいのだろうか。そんなことを考えています。


そして、人との出会いもそう。

こういうタイミングで出会う人は何を示唆するものなのだろうか。すべてに意味を求めること自体無理があるのかもしれないけど、そう思ったほうがすべてが楽しくなる気がして。


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ぱーそなるえふぇくつ

Personal Effectsとは「私物」のこと。 岩手出身の私“Meloky(メロキィ)”が、気の向くまま・思いつくがままに書き綴るBlog。趣味、家族、仕事、本、食事、音楽について、他にも喜び・憤り・哀しみ・楽しみ・悩みなどの喜怒哀楽や、普段は口にしないような些細な事など、包み隠さず書きなぐるそんな場所。 私のDJ MIX音源もここから聴いていただく事ができますよ。