今年に入ってから密かに立ち上げたこのブログ。
個人の思いをただただ書き残すことのみを目的にしていた個人の日記みたいな位置づけでして、1日5件のアクセスがあるか無いか程度に、細々運営してきたのですが、初めて昨日深夜にFacebookにシェアしてみたらこれまでのアクセス数が嘘みたいに伸びて(笑)なんか恥ずかしいわ、やっぱり。人の目を気にして書けない。
今日も空き時間を使って1冊読了。バンダイナムコホールディングス会長の石川祝男さんの『バンダイナムコが大切にしているたった一つの考え方』を昨日購入してさらさらと読ませていただきました。
バンダイ、ナムコといえばもう僕ら男子としては、「ガンダム」やら「ゲームセンター」やらのキラーコンテンツホルダーで、もう誰もが一つは通る道と言うか、そんな会社です。
そんな会社が、というか会長の石川さんが大事にしている考え方は
「元気よく暴走しなさい」
ってことみたいです。(※俺の説明が若干雑かなw)実際には大切にしていることはたくさんおありで、本の中でもいろんな事に触れてるんですけど、この「元気よく暴走する」ってことに必ず立ち返ってきます。
読んでみての感想としては、やはり会長の立場で書いてるので、マネジメント視点で書かれているので、僕が求めていた内容では無かったです。でも、小さいチームとは言え、仮にも僕もマネジメントする立場の一人としてなるほどと思えることもあったし、表現は違えど自分が大事にしていることや、つい先日スタッフに言ったこととまったく同じこともあったり、若干うぬぼれていますw
タイトルにした【野球はミスが少ないチームが勝つスポーツだ】は、本に書かれていたもので、野村克也元監督が述べたことらしい。この洞察は結構目からうろこと言うか、俺も本当にそう思うので、タイトルに選びました。
よくさ、「失敗はたくさんしろ」とか「失敗から学べ」ってことが言い古され、手を変え品を変え、語り継がれてるんだけど、この「失敗礼賛」論調、俺大嫌い。95%その通りだと持ってますよ。でもね、失敗して怒られたりするの俺嫌なんだよね。仕事において同じように語られることで、よく「自己肯定間」とか「成功体験」とかもあるでしょ。どちらかを選ぶなら間違いなく後者。失敗しないで済むならしないで、不敗記録を更新続けたい。そんな性格の俺。
未経験なこともあるし、いろんな関係者が絡むほど失敗もおこりやすくなるのは当然ながら分かっていて、何歳になったって失敗はする。単純に失敗を積み重ねるんじゃなくて、次は絶対しない事が大事。もっといえば、同じことで失敗しないのは当たり前。繰り返すのはただのバカ。
例えばだけど、「あ」という失敗をしたら「あ」はしないのは当然。【あの段】にあたる「い」、「う」、「え」、「お」の失敗はしたくないし、欲を言えば【あ行】の「か」、「さ」、「た」、「な」の失敗ぐらいはしないようにしたい。でも「ざ」という失敗はしちゃったから、次は気をつけよう・・・みたいな。それぐらいの気持ちでいたいと思ってます。
でもね、こういう考えに至るようになった理由は、きっと俺が「考えてから動く」タイプの典型だという悩みと表裏一体であるこの皮肉・・・。失敗しないように考えまくるというか。でも、じゃあ失敗しないかっていったら、時間かけた割にするんだよね。。。
この本には「走りながら考えろ」と書かれています。これは前の職場でも言われたことで、今でも俺が自分で悩んでいる部分。よく言えば慎重なんだけども。Facebookへの投資家としても知られるピ-ター・ティールは、また違う表現で「Done is better than Perfect(完璧にするより、まずやっちゃえ)」といっているけど、そう思います。殊、IT業界ではこのフットワークの重さがまさに「命取り」なのだろうから。
だから失敗はもう不可避である以上、それを【野球はミスが少ないチームが勝つスポーツだ】という言葉で喝破した野村元監督すげーなと。反省する、学ぶ、切り替える、次に活かす。これですよ。だから、俺は単純な失敗礼賛なんかしない!失敗しないで欲しい!!いや、しなくていいw!!!
などなど、この本を読みながらこれまでの実体験や知識とを組み合わせていくのが、とても有意義な時間となりました。個人的に興味深かったポイントは以下に記しておこうかな。
- 多数派より「少数派」になるほうが重宝される
- 「巻き込む力」を身につけ、自分なりの「運命共同体」をつくること
- 「発想の暴走」で「常識の向こう側」にいく
- 巧遅型よりも「拙速型」のほうが、良い仕事ができる
- 「なんのために」を明確化することが、意欲と結果を生む
- 自分を成長させるために「仮想敵」をつくる
- 最大の失敗は「打席に立ってバットを振らない」こと
- 行動をする人は優秀で、行動すれば「必然的に失敗は増える」不可避なもの
- 「IP(インテレクチュアル・プロパティ/知的財産)軸戦略」
興味があれば、是非買ってみてください。
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